三瓶山麓・石見銀山 2017年5月 新緑の観光シーズンですが、島根県は 火曜が休みなんです・・・ホントですか? |
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▲ 三瓶山麓(2枚とも) |
今回の旅の訪問先で、まず第一候補としたのが「三瓶山」である。島根県の観光地リストには載っているが、旅行各社のツアーに組み入れることは ほとんどナイ。無名ではないが、観光客を呼び込む力は少ない・・・そんな山である。 この山に行ってみたい・・・そんな思いをもって半世紀になる。60年の安保改定で世の中が騒然としていた時代、日活(映画)には〝無国籍映画〟が一世を風靡していた。 高原に馬に跨った粋なお兄さんがたが、ライフルや拳銃をバンバン放ち、悪をやっつけるといった荒唐無稽系の映画である。 このシリーズで たえず「ロケ地として登場するのが三瓶山」だった。 ここへ来れば、ライフルや拳銃をぶっ放せるとは思わないが、映画関係者にそんな意識を持たせる不思議な魅力があるのかも知れない ・・・ なんだろうソレは。 といった程度の興味だから、ぜひ行きたい旅先には ならなかった。半世紀、やっぱり行っておこうか、ソロソロ。 縁は薄かった。縦走ができる歳でもないので、「リフトで室ノ内展望所」→「徒歩で孫三瓶」→「下り坂で女夫松登山口(ホテルの間近)」を選んでいました。 【1】正午を過ぎるとリフト(東の原)へのバスがナイ。 前日の行程の関係で、昼過ぎでないと到着できないのです。 【2】直前になって分かったこと。火曜日はリフトの運休日。5月の中旬、新緑のシーズン。この時期に休みがあるとは想像できませんでした。 8日間の旅。この段階で日程変更・予約の切りかえはムリでした。。 【3】西の原あたりを散策で我慢するつもりでいたら、なんと!雨。 日活映画を思い出し、半世紀前に感慨をもってみようとの計画は ことごとく外された次第です。 |
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孫三瓶歩きを断念して、探した旅行先が「石見銀山」。戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山。2007年7月 世界遺産として登録された銀山である。 予想通り「暗い気分になる鉱山」だった。ふと、佐渡金山を思い出した。 細い坑道を掘りすすんだのは、10才くらいの子どもだったのですね。人を人として扱っていたら、鉱山業としての発展はなかったのでしょう。 いただいたパンフレットには「精錬技術の発達や東アジア交易に貢献」したことなどが麗々しく記述されていますが、坑道の環境を目の当たりにすると、一文字ひともじが嘘の塊に感じました。暗いです。あまりにも暗いです。 変な言い方ですが、日活のドンパチ(無国籍映画)に登場する人物は とても人を人として扱ってはいませんが、こちらは 底抜けに明るい。日活映画のレベルを揶揄することは簡単でしょうが、こちらの方が救われる気がします。 「だから あなたは低俗なんだ!」との批判があるでしょうね、きっと。 |
▼石見銀山(銀山地区) | ||
▼石見銀山(町並み地区) | ||
▼三瓶山麓 | ||
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【旅のデータ】 |
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