関門海峡を歩いて渡る 2017年5月 単に「コンクリートの角筒」の中を歩くことは分かっていた。観光施設として、面白味が少ないことも。 |
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▲ 下関側みもすそ川公園/関門海峡人道トンネル |
関門国道トンネル(国道2号線)は、1958年3月に開通している。二層構造になっており、全長 3,461m、人道は中央部 780mに設けられている。世界初の海底道路トンネルとして、開通当初より評判を呼んだ。 試掘導坑の掘削の開始は 1937年、ボクが生まれる3年前だ。トンネルには不適切な地質、第二次世界大戦の勃発など、工事は困難を極めたという。 完成した年、高等学校を卒業している。開通を知っていれば、大学時代に旅をしていただろう。 60年が過ぎて知った関門人道トンネル。ただただ歩いてみたかった。 関門海峡を渡るのは6通り。 今回の旅では 青字の4通りを体験した。 関門連絡船(下関市唐戸←→北九州市門司港) 関門橋-高速道路-(下関IC←→門司港IC) 関門国道トンネル(下関市椋野町←→北九州市門司区旧門司) 関門人道トンネル(国道トンネルは二層構造。中央部780m) JR山陽新幹線(新下関←→小倉) JR山陽本線(下関←→門司) |
関門国道トンネルの入り口は下関側。どちらからでも出入りできるトンネルだが、概要起点:下関市と決められている。 人道トンネルの入り口は、みもすそ川公園。源平合戦最後の舞台となった壇ノ浦に面している。大きな公園ではないが、関門橋を背景にした松林は整備されているし、橋を通過する大型貨物船を目のあたりにできる絶好のロケーションだった。 標高268mの山頂の展望台は 関門海峡・瀬戸内海・日本海が一望できる絶好のスポットだ。残念なのは大規模な耐震性の補強工事が始まっており、リニューアルは 2019年春とされている。 火の山中腹にある国民宿舎〝海峡ビューしものせき〟もビュースポットだった。 温暖・微風・快晴にも恵まれ、関門海峡は 心地よい旅の印象となった。 夕、博多へ向かう。息子と一緒に中洲の屋台で一杯を期待していたが、タクシーの運転手さんの一言「屋台は地元の人が行かなくなっていますよ。観光ズレしてしまいました」にがっくり。 |
▼関門海峡人道トンネル(下関市側:みもすそ川公園) | ||
▼関門海峡人道トンネル(北九州市側:和布刈神社、火の山公園) | ||
▼火の山公園→博多(中津) | ▼屋台の画像:Webページより借用。 | |
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【旅のデータ】 |
① 自宅 ⇒ 大阪南港フェリー ⇒ 名門大洋フェリー ⇒ フェリー(泊) ② 新門司港 ⇒ レトロ街散策 ⇒ 関門海峡船 ⇒みもすそ川公園 ⇒ 関門海峡人道トンネル ⇒ 和布刈神社 ⇒ 火の山公園 JR下関 ⇒ 博多:中洲 ⇒ 耕くんのマンション(泊) ③ マンション ⇒ 太宰府天満宮 ⇒ 九重夢大吊橋 ⇒ 湯坪温泉 旅荘 ゆつぼ亭(泊) ④ 旅荘 ⇒ 阿蘇 大観峰 ⇒ JR博多 ⇒ JR下関 ⇒ 海峡ビューしものせき(泊) ⑤ ホテル ⇒ 角島大橋 ⇒ ガッビアーノ ⇒ 元乃隅稲成神社 ⇒ 青海島 ⇒ プチホテル・クランベール(泊) ⑥ ホテル ⇒ 石見銀山 銀山地区 ⇒ 石見銀山 町並み地区 ⇒ 三瓶山麓 四季の宿さひめ野(泊) ⑦ ホテル ⇒ 三瓶山麓 西の原 ⇒ 三瓶山麓 浮布池 ⇒ 出雲大社 ⇒ 日御碕遊神社⇒ 日御碕遊歩道 ⇒ 鹿野温泉 山紫苑(泊) ⑧ ホテル ⇒ 湖山池公園 ⇒ 鳥取砂丘 砂の美術館 ⇒ 自宅 |