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二つの岬・室戸から高知へ 2014年5月 二つの植物園に立ち寄りました。落ち着いた中に輝きがありました。〝園の性格の輝き〟です。 |
▲ モネの庭(高知県北川村)/牧野植物園(高知市) |
▲上の写真は村のホームページから 「マルモッタン」がフランスの美術館で、印象派〝モネ〟の作品が収蔵されていることで名高い・・・その程度の知識しか持ち合わせていないので、この庭のよさが心底理解できたかどうかは、疑わしい。偶然とはいえ、睡蓮の季節に訪ねているのだから、ラッキーな旅になった。とにかく落ち着いた気分になる。 イミテーションの厭らしさを感じない。高知県安芸郡北川村・・・人口1,500人弱の村に、この施設があるのは驚きだ。 こんな話があった。 「工業団地の誘致に挫折後180度の方向転換を計り、モネの庭造成に踏み切ったとか。北川村の勇気と無鉄砲さ・・・まさに乾杯!」2000年の開園。 |
もう一つの植物の宝庫「牧野植物園」。日本の植物分類学の父 牧野富太郎博士の業績を顕彰して造園(1958年)されてから半世紀が過ぎている。6haの園地には、野生植物など約3,000種類。高さ15cm(花弁は数ミリ)の花にも、しっかりと名称等のプレートが付いている。 ここは「学術の植物園」なんだと胸に迫ってくる。 牧野富太郎氏と言えば、後に東京帝国大学で教鞭をとられるが、学歴は〝小学校2年生で中退〟のエピソードでも名高い。 12才で小学校へ入学、14才で自主退学。驚いたことに、 翌年15才(1877年:明治10年)で、請われて佐川小学校授業生(臨時教員)となっている。 文明開化の黎明期とはいえ、実に大胆というか、おおらかな起用だ。 94年の生涯において収集した標本は約40万枚。新種や新品種など約1,500種類以上の植物を命名 ・・・。 右の写真は高知県立牧野植物園のホームページから。撮影の年月は記されていないが、年譜の並び方から推測すると「80歳前後」のようだ。 |
▼2014年5月19日 最御崎寺(高知県室戸市) | ||
▼2014年5月19日 モネの庭 マルモッタン(安芸郡北川村)→ 野良時計(安芸市) | ||
▼2014年5月20日 桂浜(高知市) | ||
▼2014年5月20日 牧野植物園(高知市) | ||
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【旅のデータ】 |
① 自宅 ⇒ ひょうたん島クルーズ ⇒ 眉山 ⇒ 千秋閣表御殿庭園 ⇒ ホテル 白い燈台(泊) ② 宿舎 ⇒ 南阿波サンライン ⇒ 室戸岬、最御崎寺、室戸岬灯台 ⇒ モネの庭 ⇒ 桂浜荘(泊) ③ 宿舎 ⇒ 桂浜 ⇒ 牧野植物園 ⇒ 足摺サニーサイドホテル(泊) ④ 宿舎 ⇒ 足摺岬 ⇒ 金剛福寺 ⇒ 竜串海岸 ⇒ 竜串見残し海岸 ⇒ 黒潮本陣(泊) ⑤ 宿舎 ⇒ 美濃田の淵 ⇒ 阿波の土柱 ⇒ 自宅 |