その大きさは 300m2 もないだろう。遊歩道からの距離(高低差)は、せいぜい5メートル弱。規模から言えば 「湖には ほど遠い小さな池(たぶん、優しいと言っていいような)」 である。
「危ない!」 これが第一印象。フラフラっと吸い込まれてしまうのではないか、との怯えを感じた。青より藍に近い。
底に見える太い枯れ木は、吸い込まれたのだろうかと、錯覚してしまう。小悪魔のような池である。
数百メートル離れたところから始まる「ブナの原生林」。ホットした。ここは 白神山地の一角。白神というのだから、きっと神が宿っているのだろう。これ以上、人間に「来るな!」と警告しているのだろうか。
青池は「ついでに立ち寄ってみようか」程度で、訪ねたところである。事前情報を持たなかったせいかも知れないが、強烈な印象が残った。
不老不死温泉、千畳敷、サンタランド・・・観光スポットとして一定のレベルにあるが、強い印象が残らなかったのは、青池があったためだろう。
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