金熊寺梅林・荒山公園梅林 2016年3月 昔ながらの梅林と大都市運営の梅林 ・・・ 風合いが異なった二つの梅林 |
▲ 金熊寺梅林(大阪府泉南市)/ 荒山公園梅林(大阪府堺市) |
二つの梅林、風合いが異なる。 金熊寺は、682年(白鳳10年)役行者によって創建された如意輪観音を祀る真言宗御室派の寺院。 300年余り前、寺に隣接する信達神社の神主・矢野氏に「この地に梅樹を植えると神領益々隆盛となる」のお告げがあり・・・・・の挿話が残っている。 現在の主力は樹齢20年~30年の樹。老木も含めると約2000本が咲競う。老木から若木への植え替えもすすんでいた。 順路は斜面がつづく。立ち話で聞いた程度だが、この梅林は金熊寺の敷地ではなく、付近の農家のもの。数軒が話し合って、梅林の整備と運営にあたっているという。したがって、こじんまりと整った静けさがある。いかにも梅園って感じた。 |
一方の荒山公園は、堺市が1984~85年にかけて植栽した梅林。公園の総面積は27,400平方メートル、約50品種 1,400本が咲競う梅林だ。 堺市は大阪南部にある人口 84万人の政令指定都市。公園の整備・運営に〝中核的都市〟の力量を感じる。 ただ〝梅林〟と呼ぶには、少しばかり物足りなさを感じる。順路を辿ることに まったくと言っていいほど苦痛がないのだ。子どもたちにも車椅子を使う方にも優しい公園に仕上がっている。〝荒山公園梅園〟と名付けた方が実態に近いと思う。 隣に多治速比売神社があったので立ち寄った。 金熊寺=キンユウジ、荒山公園=コウゼンコウエンも読めなかったが、ここは タジハヤヒメ と読む。遠里小野=オリオノ、長峡=ナガオ、放出=ハナテン、夢洲=ユメシマ・・・けっこう疲れる〝大阪の地名〟。 |
▼金熊寺梅林 | ||
▼荒山公園梅林・多治速比売神社 | ||
← のマークをクリックしていただきますと、2015年12月(京都府)二巡目の西国三十三、ゴール につながります。 |
【旅のデータ】 |
① 自宅 ⇒ 金熊寺梅林 ⇒ 荒山公園梅林 ⇒ 多治速比売神社 ⇒ 自宅 |