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二巡目の西国三十三 近江路の三寺 2014年10月
紅葉にはマダマダ時間がかかりそうでした(岩間寺・石山寺・三井寺)
▲ 岩間寺(滋賀県) / 石山寺(滋賀県)


近江路(滋賀県)にある西国三十三霊場は、第12~14番がびわ湖西の大津市近辺に、第30~32番がびわ湖対岸になる湖北・湖東にある。
歩く順序として〝?〟の思いもあるが、ここからは、京都東山にある〝今熊野観音寺〟に参詣する順序になっている。
京都に続いて兵庫県へ。姫路の書寫山圓教寺への参詣後は、丹後半島へ北上。圓教寺→成相山成相寺は120kmを超える道程だ。昔の人は この距離をどれくらいの時間で歩かれたのだろう。
そこからは舞鶴(松尾寺)を経て湖北の竹生島宝厳寺となる。この松尾寺→宝厳寺の距離も長い。竹生島へ渡る船がでる港はどこだったのだろう。近江今津あたりとしても 60kmは超える。
次の霊場までの距離の長さを調べてみた。
  第1番青岸渡寺→210.3km→第2番紀三井寺
  第27番圓教寺→120.6km→第28番成相寺
  第32番観音正寺→79.9km→第33番華厳寺
  第29番松尾寺→73.8km→第30番宝厳寺
  第28番成相寺→61.2km→第29番松尾寺
上位5つが このコースになる。

四国八十八霊場の1,400kmには及ばないにしても、三十三巡礼の合計は 1,027.8kmも長い距離である。一般的に〝37日~40日の歩き〟とされているので、日に割ると
27.8km~25.6kmになる。

人はなぜ 三十三霊場への旅に行かれるのだろう?
観音菩薩が衆生を救うとき、33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳をいただけるのが三十三霊場の巡拝。巡礼の旅を終えると「現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる」と伝えられている功徳を得るためだろうか。
馬鹿なことを考えた。
歩いての巡礼が〝あらゆる罪業が許される〟修行だとしたら、気楽に行けるツアーバスでの巡礼は〝なにが許されるのだろう〟。自由気ままなドライブを兼ねてだったら、ほとんど功徳は いただけないのかなぁ、と。
ボク自身は〝なんのための巡礼か〟と問われると、答えに窮する。〝あらゆる罪業が〟とされるほど悪いことはしていないし、さりとて〝何も悪いことをしていない〟とは決していえないし。
半分は観光で・・・が許される程度の生き方だったろうと思っている。


2014年10月11日 岩間山 正法寺/岩間寺(滋賀県大津市)
2014年10月11日 石光山 石山寺(滋賀県大津市)
2014年10月11日 長等山 園城寺/三井寺(滋賀県大津市)
 
≪嫌なものを見たなぁ!参道の立て看板≫
岩間寺の参道。実に汚らしい5枚の立て看板。正義面した悪口のオンパレード。
常識的な能力があるとは思えない文章力なので、内容がイマイチ判らないが、1959年頃 太子堂付近で発生した崖崩れの復興が気に入らない・・・ということらしい。
路政課長・参事、建設部政策監・筆頭課長、元市長、前任副市長、建築指導課長などなどが名指しで登場。
なぜ撤去されないのでしょうね。まさか「表現の自由を率先垂範」されているのではないでしょうね。


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【旅のデータ】
① 自宅 ⇒ 岩間寺石山寺 三井寺 自宅