“御在所岳”(正式名称は御在所山)は 三重県菰野町と滋賀県東近江市の境にある1,212mの山。鈴鹿山脈の中では秀峰とされ、高さの割りには急峻な山の姿を見せている。麓には“湯の山温泉”、ロープウェイを利用すると、手軽に山気分も味わえる観光地となっている。
湯の山温泉は5回目になる。同じ観光地へ繰り返し訪ねることが極稀なボクにとって、珍しい。特筆することが少ないが、近鉄電車を利用すると大阪から2時間、車でも東名阪四日市ICから10kmと手軽な距離で行きやすい場所だ。観光地特有の歓楽街がないのも、家族連れには合っているのかも知れない。
ロープウェイに乗ったのは、30年以上前だ。山頂へ行って驚いたのは、整備がすすんでいたこと。山頂近くに、コンクリートつくりの“権現神社”があった。アスファルトの道が続いていた。このロープウェイ、開通50周年を迎えたという。その間に利用した人は、3,500万人とか(入り口付近のポスター)。
春は“マンサク”に“ゴヨウツツジ”、夏は下界より10℃低いとことから“アキアカネ”が舞い、秋は岩壁に紅葉が映え、冬は樹氷を見ることができる。便利さが「山のイメージ」を抑えている。ゴンドラから急峻な登山道を登っている人達の姿も見えたが。
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