６０からの旅下呂

昨年(2008年)､勤めていた会社のＯＢ会があった。7年前に古希を迎えた先輩が､旨を張っての一言。『青春18切符で旅をしてきました』と。
“青春18切符”とは､JR全線で利用できる5回の回数券（11,500円)。特急には乗れない､利用期間が限られている･･･など､若干の制約はあるものの､普通や快速を乗り継ぐかぎり､どこまで乗っても１回あたり 2,300円の超割安切符だ。

『なにしろ､年金生活ですから､割安切符で』と､照れた笑いを込めての話だったが､先輩は “まだ青春だよ” と､言いたかったのだろう。特急料金などに気にされる生活でないことは､誰もが知っていることだし。
『青春かぁ､やってみるかな？』。とはいえ､待ち時間もあるし､長距離だし･･･耐えられるかなとの不安もあり､200㌔少しの下呂へでかけることにした。帰りは､直通特急（下呂→京都）かな､とも思われたので､ジパングをつかって､出発ぅ。


①▲最寄の駅へ	②▲近鉄けいはんな線	③▲近鉄奈良線	④▲近鉄京都線

⑤▲ＪＲ西日本びわこ線	⑥▲ＪＲ東海東海道線	⑦▲ＪＲ東海東海道線	⑧▲ＪＲ東海高山線

乗り換えて､乗り換えて･･･乗車時間 4時間43分､　乗換時間を含むと 6時間18分
① 奈良交通バス（乗車時間：14分）	② 近鉄けいはんな線（乗車時間：4分）
③ 近鉄奈良線（乗車時間：8分）	④ 近鉄京都線（乗車時間：38分）
⑤ JR西日本びわこ線（乗車時間：51分）	⑥ JR東海東海道線（乗車時間：35分）
⑦ JR東海東海道線（乗車時間：11分）	⑧ JR東海高山線（乗車時間：2時間2分）

あいにくの悪天候。この日から始まる下呂合掌村での “しらさぎ座（影絵劇）” を観賞しようとの予定を取りやめ。こうなれば､帰路も “普通･快速” に乗るぞ！と､１本早い列車へ。なんと､普通は2時間に1本！（特急は､1時間に2本）。これにはビックリだ。

さて､“青春” という言葉には惹かれるものの､“もう一度行くか” となると､いささか怪しい。行ってみたい気持ちと､面白い旅の経験だったっが､ややウンザリした気分が交差する。
大阪 → 播州赤穂（直通新快速 1時間38分）･･･これなら､行ってもいいかなぁと､感じたりして。