「信貴山スカイライン」に入ると、カーナビはたびたび 「奈良県に入りました」「大阪府に・・・・・」を繰り返します。大阪府と奈良県を境にする生駒山を縫うように設けられた自動車道。 もし、今の時代に計画されたら、キット猛反対の運動が発生するでしょうね。奈良・大阪を俯瞰的に見ることができ、ヘアピン・カーブもあって、ドライブコースとしては楽しい道。 登山口から山頂までの開通が1958年、信貴山までの全通は1964年。高度成長の真っ只中、開発こそが豊さへの道・・・そんな時代でした。 この道が開通する前の信貴山朝護孫子寺が、どのような賑わいだったのかは、知りません。厚い信仰(毘沙門天王日本で最初にご出現になった)の総本山ですから、登山姿の信者の列が続いたのでしょう。 2006年の元日。2日前の「曇・小雨」の予報が良い方にぶれて、『風もない快晴!』。押し合う混雑でもなく、侘しさを感じる人出でもなく、露天の「たこ焼き屋さん」も「よもぎ餅屋さん」も、早く食べたいなぁと思わせる程度の混み具合。いい年を予感させるような初詣になりました。