一休寺･･･正式には「酬恩庵（しゅうおんあん）」と呼ぶそうです。
訪ねるまで知りませんでした。府道の案内板も「一休寺｣､観光案内書も同じです。

1975年〜1982年､テレビ朝日で放送されたアニメ「一休さん」は､“とんち”を織り交ぜたストーリーが人気を呼んで､高視聴率。小松天皇の皇子である千菊丸が､安国寺の小僧“一休”として修行に入る。どこまでが真実かは判らないが､イジワルな大人を得意の“とんち”でやっつける話は､痛快そのもの。
一休さんのイラストは､東映アニメーション株式会社のホームページに掲載されたものをお借りしています。
その一休さん（後の一休禅師）が､荒廃した妙勝禅寺を復興。この寺を親しみを込めて､一休寺と呼んでいる。京都の南部､奈良へ向かう京田辺市。京都観光から少し外れるため､しっとりとした趣が維持されています。
南東の方面へ一走り。京都･奈良･三重の県境近くにある海住山寺は､東大寺の僧“良弁僧正”によって開基された古刹。小振りのしっとりとしたお寺でした。