小学校のクラス会で「幼稚園」が話題になったことがある。太平洋戦争が終えた翌年に小学生となった年代だから、そのときは「戦中」である。そんな時代でも、幼稚園に通っていたクラスメートは 2名ほど いた。 ボクは 幼稚園に行っていない。というより、その時代に 幼稚園があったとの記憶がない。かすかに残っている記憶は「防空壕」から這い上がれなくて、泣いていた暗い思い出くらいである。 声高に平和を論じる気はないが、孫と一緒に遊びに行ける・・・それは 平凡だけど 夢の実現であった。孫達にとって「幼稚園」は日常の中にあるし、親子三代で泊りがけで遊びにいくことも、日常の範囲だろう。 平凡な市民のささやかな楽しみはを、壊すような時代はゴメンである。まもなく、終戦記念日がくる。