印象に残った二つの橋があった。湖西街道(JR近江高島駅前)にある‘乙女湖’、そして山中温泉にある‘あやとりはし’。
乙女が池太鼓橋・・・ちょっと洒落た木造の橋。バス釣りのメッカとなっているが、万葉の時代‘香取の海’と呼ばれた琵琶湖の入り江が原形。池周辺の整備(1991〜1993年)にあわせ1993年に着工。翌1994年竣工。
あやとりはし・・・華道草月流三代目‘勅使河原宏’さんのデザインによる長さ94.7m、橋床幅1.5mの鉄骨の橋。橋のデザインのコンセプトは「鶴仙渓を活ける」。1991年竣工。
バブル期(1986.11〜1991.2の51ヶ月間)の終わり、何十万円、何百万円もする高級品が簡単に売れ、就職内定者に足止めのため研修と称して豪華な海外旅行が振舞われるなど、好景気というより‘浮かれすぎ日本’に計画・建設された。
乙女が池は‘ポツンとある’感じ。周辺の施設や案内から見て、とても観光に活かされているとは感じられない。もったいないなぁが、実感である。
あやとり橋となると、もっと判らない。グロテスクな鉄の構造が、渓谷美を壊しているだけに見える。
なんだか‘嫌味な文章’になった。少々の機嫌の悪さでは、こんな嫌味にはならない。つまり、相当 機嫌を悪くする状況の中でタイピングしている。
そうなんだ、連日の猛暑。体温を越える日がつづく。あの北海道でさえ、猛暑日にヘトヘトとなっている。
暑かった・・・行程中、ズーッと暑かった。行く前も暑かったが、帰ってからも暑さは延々と続く。
これだ!機嫌の悪い原因は。
2010年夏。暑さの記録は、更新に次ぐ更新の夏だった。
■美味しかったなぁ‘彩桂庵’の おろし蕎麦’。
暑くって食欲が湧かない。地元の方に進められてお蕎麦屋さんに。
‘おろし蕎麦’を注文したが、出てきたのは‘大根おろしが載ってない冷やし蕎麦’。この暑さだ、お店の方も間違ったかな、まぁいいやと食べてみたら、きっちりとした辛味の大根おろしの味。
聞けば、おろした汁だけを使っているのだそうだ。美味い!。
‘彩桂庵’の おろし蕎麦を食べる目的で山中温泉に行くことはないだろうが、この街を訪ねることがあったら、もう一度 味わいたいものだ。
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