1枚の広告に目がいった。JTB旅物語「世界一の夢吊橋と花の楽園瀬戸内フラワーライン」。Ａ４版のサイズいっぱいに 芝桜の鮮やかなピンクが。
よく読んでみると､花夢の里ロクタンの芝桜は 本州最大､5万�uに80万株だそうだ。
夢吊橋は 橋脚の無い歩行橋としてギネス認定の世界一（支間長）とか。長さが173ｍと書かれている。

芝桜といえば「北海道の東藻琴｣､ 世界一の吊橋といえば「明石海峡大橋」しか浮かばないボクにとっては､なるほど いろいろな見方があるんだと､チョット賢くなった感じ。

広島となれば「孫に会えるかも知れないなぁ」との期待もあって､ツアーでなく自分でハンドルを握って 西へ 約380�q。いささか 疲れが出る距離だが､孫に会えるとなると､気分は軽い。

《少し 気になったなぁ》 ･･･ かんぽの宿「竹原」

かんぽの宿 ､「小樽」･「福井」･「鳥羽」･「舞鶴」･「湯田」･「土佐中村」 と､まだ６施設しか利用していないが､超とびきり上等ではないけれど､清潔で安心して泊まれる宿である。
2007年10月の民営化までは､簡易生命保険法第に基づき設置された「保養施設･老人福祉施設」ということになっていたが､役所臭さもなく､ほとんどの利用者は好感を抱いていたと思う。ボクもそうだ。

民営化にともなって､2009年4月 オリックス不動産に109億円で売却されることになった。総務相“鳩山邦夫さん”からＳＴＯＰがかかり､利用したこの日は 将来がどのようになるか､宙ぶらりんの状態である。

3種ある夕食の中クラスを選んだが､美味だった。しゃぶしゃぶの胡麻だれは逸品。宿で販売されていないかをフロントに聞きにいったほどだ。
しかし･･･朝食時のレストランでは「早く終わってほしい」との表情が感じられたし､「浴衣の上掛け」の袂に､前客の使い残しのチリ紙が残ったままだった。客室のガラスコップは汚れたままだった。室内とロビーの薄型テレビは デジタル仕様。配線の問題なのか､アナログ放送しか映らない。

なにか チグハグなのだ。組織が中途半端な状態になると､こんなチグハグになるのだろうか。かんぽの宿への期待があるだけに､早くスッキリとした組織にならないかと思う。

2007年 「かんぽの宿 鳥取岩井」は 1万円で売却されたとか。直後に6000万円で転売されている。従業員の気持ちの中に､不安が起こるのは ムリないなぁと思う。でも 頑張ってほしい。続けるためにも。