シックリこないなぁ・・・こんな感じが残りました。
今回の1泊2日、体調が優れなかった訳でもないのですが、いま一つ「ピピッとくるもの」がない旅になってしまいました。鳴門公園と屋島の「閉鎖施設」が気分を重くさせたのかも知れません。
屋島で、琴平で・・・立ち並ぶ土産物店を覗きながら、かつて 観光バスがどんどんと来て、旗をもった団体さんで混みあう・・・そんな時代の店づくりのままで いいのだろうかと。暫減ではあっても、ある程度の観光客があると、改革がしにくいのでしょうね。
自分の旅のスタイルが、かつての観光型から変わってしまったためか、メジャーな観光コースである大きな期待とのギャップが、シックリこなかった思いを持たせたのかも知れません。
鳴門観潮 鳴門の渦潮と言えば咄嗟に思い出すのが、吉川英二さんの「鳴門秘帳」。阿波の国へ潜入は命がけとか。高速道は アッという間に阿波の国へ。便利といえば、ほんとに便利。
渦潮を眼下に見下ろす「エスカヒル」。全長68m、高低差34メートルのシースルーエスカレーターで丘の上へ。3連休なのにレストランは閉鎖。眼下に渦潮を見る「渦の道(高速道路に設けられた観潮用の歩道)」、間近に渦を見る観潮船にくらべてると、中途半端なんでしょうか。便利なんですが、余りにも人が少ないと、侘しい感がつのります。
屋島 駐車場のメインレストハウスは錆を目立たせて閉鎖。もっとも眺めの良い談古嶺の観光ホテルも荒れたまま。周遊路の施設にも閉鎖ばかりが目立って。源平盛衰記では、平家が源氏に滅ぼされますが、屋島の観光施設は 誰に滅ぼされたのでしょうね。談古嶺から見る「古戦場」、住宅がビッシリと立ち並び、歴史の面影を探すことさえできません。便利な町が、眼下に広がっていました。
栗林公園 名園に恥じない見事な松。時間も技も管理も行き届いています。75万uの広大な敷地、6つの池と13の築山。名松100選に選ばれている松林。100年の歳月をかけての小堀遠州流の池泉回遊式庭園。
散策には絶好のハズなんですが。のびやかな景色でありながら、どこか息が詰まる感じが残りました。どこかに未完成の部分があった方が、心に響くのでしょうか。まったく勝手な観光客だと苦笑いしての散策でした。
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